解決事例
投資詐欺に騙された事件に関して、事情を裁判所に説明し、迅速な免責許可決定を獲得できた事例
no.004
画像はイメージです
- ご依頼内容
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自己破産
- 性別
- 男性
- 年代
- 50代
相談までの状況
友人から、一緒に事業をしないかという勧誘を受けたところ、その事業を行うことを決意し、金融機関から多額の借金をして出資をしたものの、その後友人と音信不通となり、お金をそのまま取られてしまうという事件に巻き込まれました。
警察に相談したものの、十分に対応してもらえず、これからどうしていくべきかわからずに途方にくれた状態で、相談に来られました。
依頼をしたきっかけ
借金の理由は友人からの詐欺ともいえる被害を受けた点にありますが、友人は音信不通であると共に、出資金の返還も受ける事がほぼ期待ができない状況でした。
そのため、このまま行方不明の友人の連絡を待ちながら、借金の返済をしていくよりも、自己破産の申立を行い、債務を全てなくし、新たな生活をやり直した方が、長い目で見ると相談者様にとって良いという回答を受け、依頼をされました。
ご依頼後
まず、全ての金融機関に対し受任通知を送り、取立を全て止めると共に、債務額を調査致しました。その後、裁判所に対して破産の申立を行う中で、もともと依頼者の生活に問題はなく、投資詐欺ともいえる詐欺事件の被害者でこのような状態となった事を丁寧に説明する破産申立書を作成し、破産申立を行いました。
その後、破産管財人が選任されましたが、事業活動を行った実態がほとんどなく、依頼者に責任がほとんどないことを確認した結果、円滑に免責許可決定を獲得する事ができました。
弁護士からのコメント
投資詐欺やネット詐欺など、現代では単なる生活費の借金だけではなく、詐欺事件ともいえるような事件に巻き込まれたために借金を背負うケースも多く存在します。
このような場合に、詐欺を行った相手に損害を請求したとしても被害金を取り戻せない場合、その借金を被害者が支払っていかなければなりません。
この場合、多額の借金を長い期間返済をしていくことを考えると、心理的抵抗が強くとも破産申立を行い、借金を全てなくして、新たな生活をスタートさせた方がメリットが大きい場合も多く存在します。
そのため、このような複雑な詐欺等が存在する破産事件に関しても、当事務所では実績がありますので、ぜひ一度ご相談下さい。